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リンパ腫とは

リンパ腫とは、がんの一種でリンパ系組織から発生する悪性腫瘍で血液のがんのことです。リンパ腫には良性がないので悪性リンパ腫とも呼ばれます。リンパ系組織というものは全身をめぐって存在しているため、内臓などにできる肉腫や癌腫などとは異なり外科手術の切除を行うことができず、放射線療法や化学療法により治療を進めていきます。悪性リンパ腫は、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に分かれ、日本では非ホジキンリンパ腫が多くを占めています。リンパ腫は、その病型によって治療方針が異なってきます。悪性リンパ腫は、リンパ系組織の性質上、全身に発生するという特徴があるため、治療が進んでも癌細胞が体から完全に消えたという証明は難しいのです。そのため、完治するとは言いにくく、リンパ腫による影響が緩和したかのような表現になります。悪性リンパ腫は血液のがんである白血病と同じような扱いを受けます。

芸能人のリンパ腫

芸能人は何かと話題になります。軽い話題ならいいのですが、大きな病気などそれだけでもストレスなのに注目を浴びてしまいます。本田美奈子さんも白血病でしたが、宝塚出身の女優愛華みれさんが‘リンパ腫’のために舞台を降板しました。愛華みれさんの所属事務所のホリプログッキングエージェンシーによると、愛華みれさんは、右肩の鎖骨部分と首の付け根あたりのしこりに気づき都内の病院で精密検査を受けたところ、リンパ腫という診断が下されたのです。リンパ腫という診断を受けたあと、入院し治療に専念するということで、ミュージカルSEMPOを降板したのです。愛華みれさんによると「医師は、治るからがんばりましょう」と言われたということで前向きに病気に立ち向かうことをコメント。リンパ腫の治療は、抗ガン剤投与による化学療法で2週間の入院予定。その後は経過を見ながらの定期的な治療プログラムが組まれています。病気と聞いて嬉しい人はいませんし、大きな注目を浴びる芸能人の方々は大変ですが、元気になって多くの人を勇気づけてくれることを期待します。

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リンパ腫の特徴

リンパ腫の原因はいまだにわかっていません。リンパ腫の原因ととらえらる説はウイルス、カビ、遺伝などの説があります。リンパ腫は、悪性腫瘍ですが、悪性腫瘍の中では小児白血病などと並んで比較的抗がん剤が効きやすい癌とされています。抗がん剤は活発に細胞を攻撃するので、癌の進行が早いものは抗がん剤に対する感受性が強く、遅いほど低いとされています。リンパ腫は、頚部、鼠径部、腋下などのリンパ管が集中するリンパ節に発生することがありますが、各臓器にリンパ腫が発生する場合もあります。リンパ腫が起きると全身の倦怠感や発熱、体重の減少など白血病と似た症状が見られる場合があります。悪性リンパ腫はホジキンリンパ腫では高い生存率があり、非ホジキンリンパ腫では低く、早期発見が難しい低悪性度非ホジキンリンパ腫では進行期に発見されることがあります。リンパ腫の検査は病理学的検査などが行われます。リンパ腫は病期により進行度や状態が異なってきます。リンパ腫も癌の一種ですから、早期発見早期治療を心がけたいものです。

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